失敗しない！女性が結婚式に【平服】で出席する時の服装
女性が結婚式や二次会に平服で出席する時の服装をご紹介します。招待状に「平服でお越しください」と書いてあったら、「どのくらいドレスアップしたらいい？」「普段着ているワンピースはダメ？」「着物はマナー違反？」と、どんな服装をしたら良いか悩んでしまいますよね。マナーを守りながら、おしゃれで華やかな服装ができる平服のポイントをチェックしていきましょう。
結婚式・二次会の平服（女性）はどんな服装？
結婚式や二次会の服装選びでさえ悩ましいのに、「平服でお越しください」と言われたらさらに迷ってしまいますよね。
ルールが明確ではないので、はっきりと線引きできないところもありますが、最低限のマナーは守りたいもの。
どんな服装をすれば良いのか、早速チェックしていきましょう。
平服とは？
平服とは「礼服や正装でなくて良い」という意味です。
冠婚葬祭で「平服でお越しください」と言われた場合は、「礼服や正装をベース」に、少しだけラフな服装をするという風に覚えておきましょう。
また、ドレスコードでいう「インフォーマル」程度の服装ということです。
まずは、結婚式など慶事のドレスコードの格式が高い順にみていきましょう。
■フォーマル（正礼装）
服装：着物・アフタヌーンドレス・イブニングドレス
シーン：式典、新郎新婦・両親の服装
■セミフォーマル（準礼装）
服装：セミアフターヌーンドレス・カクテルドレス・ワンピース・スーツ
シーン：結婚式・披露宴、卒業式・入学式などの式典
■インフォーマル（略礼装）
「平服」は「インフォーマル（略礼装）」にあたり、フォーマルの中でも1番自由度が高い服装になります。
今回はこの「平服」について詳しくご紹介します。
平服は会場の雰囲気に合わせて決める
結婚式・二次会の平服を選ぶ時の重要なポイントは「会場の雰囲気に合わせること」です。
「平服（インフォーマル）」でも、格式が高いホテル、ガーデンウェディング、レストランなど、会場によって服装が変わってくるので注意しましょう。
【格式が高いホテル】の結婚式に平服で出席する時
画像提供：希さん（＠mkmrt1）
会場が格式が高いホテルの場合は、フォーマルよりの服装がおすすめです。
シフォン素材やレース柄のドレスワンピースを選ぶと良いですよ。
五分袖なら羽織りが必要ないので、ボレロやショールなどを使いたくない方におすすめです。
ワンピースは膝が隠れるくらいの丈感を選んで、結婚式にふさわしい上品な雰囲気を演出してくださいね。
【ガーデンウェディング】に平服で出席する時
ガーデンウェディングやカジュアルウェディングの場合は、ホテルで行われる時の服装よりも少しラフな装いでOKです。
ハリがある素材ではなく、落ち感のある素材や体に程よくフィットするデザインを選ぶと、程よくカジュアルダウンさせることができますよ。
屋外で行われる場合はピンヒールやハイヒールだと歩きにくいので、靴はストラップ付きや太めのヒールなど歩きやすいものを選んでおくと安心です。
しかしつま先が見えるサンダルは、避けるのがマナーです。
真夏のガーデンウェディングや友人だけで行う二次会などであれば、サンダルでもOKの場合もありますが、ストッキングは必ず履いておいてくださいね。
【レストラン】である二次会に平服で出席する時
立食パーティーが行われることも多いレストランやバーなどで行われる二次会は、パンツスタイルがおすすめです。
布をたっぷり使ったワイドパンツなら、いつもよりも華やかな服装がしたいお呼ばれスタイルにもぴったり。
ウエストをリボンでマークすると、ハンサムなスタイルの中にも女性らしさを感じられる装いに。
結婚式・二次会の平服の選び方ポイント
平服は【華やかなデザイン】を選ぶ
セミフォーマルまでは無地のドレスが基本ですが、平服の場合は花柄などがプリントされているデザインを着用してもOKです。
光沢のある素材や繊細なレース柄などを取り入れて、華やかなパーティースタイルを作りましょう。
画像提供：yuumiさん（＠ucmsan1205）
全体に刺繍が施されたワンピースは、地味すぎず派手すぎず、結婚式の平服に最適。
ワンピースは1枚でコーデが決まってしまうので、サイズ感が重要です。
体のラインを綺麗に見せてくれるAラインシルエットと膝が隠れる丈感で、上品な大人の女性を演出しましょう。
平服に迷ったら【カラーワンピース】
服装選びに迷ったら「カラーワンピース」を選びましょう。
正装ほどかしこまっていないけどきちんと感はありつつ、お祝いの席らしい華やぎも添えられるので、結婚式や二次会にぴったりです。
画像提供：GALLYさん（＠00gally）
モスグリーンのワンピースは、派手な色は躊躇してしまう大人女子にぴったりのカラーです。
ふわっとボリューム袖で二の腕をカバーしつつ、ウエストマークで華奢なラインを引き立てると、スタイルアップ効果も抜群。
バッグと靴は黒で統一してノーブルなムードを高めましょう。
平服は【着物】でも良い
平服和装の場合は、「訪問着（紋なし）」や訪問着を簡素化した「付け下げ」、「色無地（1つ紋つき）」を着用します。
着物で出席する際も、会場に合う種類を選ぶのがポイント。
格式の高いホテルの場合は、この中で1番格が高い「訪問着（紋なし）」を、レストランウエディングなどの場合は、「付け下げ」や「色無地（1つ紋つき）」を選びましょう。
平服の時は、フォーマル（正礼装）やセミフォーマル（準礼装）の時に着用する「黒留袖」や「色留袖」「振袖」は選びません。
着物は会場や写真でも映えるので、新郎新婦や親族の方に喜ばれることが多い服装でもありますが、親族のお召し物よりも格が高くなると、マナー違反になってしまうので注意してくださいね。
平服は【パンツスタイル】もあり
結婚式や二次会の時は「パンツスタイル」もおすすめです。
ビジネススタイルにならないように、とろみのある素材や明るいカラーを選ぶがポイントです。
オールインワンやセットアップなら、楽にコーディネートを作ることができますよ。
画像提供：yuumiさん（＠ucmsan1205）
一見ドレスワンピースのように見えるガウチョパンツタイプのオールインワン。
ドレッシーなデザインと色使いなら、パンツスタイルでもカジュアルになりすぎません。
パッと周りが明るくなるカラーなら、写真映えもGood！
平服は【上下別】でもOK
平服の場合は上下別のアイテムを組み合わせてもOKです。
オフィススタイルっぽくなりがちなので、レース柄など上質な素材のアイテムを選ぶのがポイントです。
ワンピースに比べるとラフな印象を与えてしまうので、カジュアルウェディングや二次会に着用するのがおすすめです。
画像提供：希さん（＠mkmrt1）
透け感のあるレース素材は、優しげな淡色コーデで上品な大人の色気を演出することができます。
黒のパンプスとネイビーのバッグでコーデをキュッと引き締めましょう。
頑張りすぎていないのに華やかさも感じられる服装は、結婚式の二次会にぴったりです。
結婚式・二次会の平服でNGなのは？
平服でも【オールホワイト】はNG
平服に限らず、結婚式や二次会で「オールホワイト」の服装はマナー違反になります。
新婦が着用しているウェディングドレスと被らないように、白以外の服を選びましょう。
結婚式では着席している場合は多いので、白のバイカラーコーデの場合は、トップスが白にならないように気をつけてくださいね。
また、喪服が連想されるような「オールブラック」も避けるようにしてください。
女性は注意！結婚式に【過度な露出】はNG
平服であってもデコルテが大きく開いたデザインやミニスカートなど、過度な露出は避けてください。
基本的には肩を出した服装もNGです。
ガーデンウェディングや夜の披露宴、二次会の場合はノースリーブでもOKですが、それ以外の場合は羽織りを使ってくださいね。
奇抜な色使いや、アニマル柄などの派手すぎるデザインの服も避けましょう。
結婚式・二次会の平服のバッグ・アクセサリー
アクセサリーは、昼の場合はパールなど落ち着いた装飾を、夜の場合はキラキラ感のあるジュエリーを身に付けましょう。
披露宴から二次会まで参加する時は、アクセサリーだけ付け替えるのもおすすめです。
バッグは、サテンやシルク素材の小さめのクラッチバッグを選びます。
アニマル柄や革素材、ファーなど、殺生を連想させるようなバッグはマナー違反になるので避けましょう。
結婚式・二次会の平服のヘアメイク
画像提供：「銀座美容室ヘアアレンジ」永田邦彦さん（＠nagata_kunihiko）
ノーメイクはマナー違反になるので、服装とバランスが取れるようなメイクをしてください。
ヘアスタイルは、セットするのがマナーです。
最近はダウンスタイルやあえてラフにセットするのも流行っていますが、手抜きに見えないように「清潔感」や「華やかさ」が出るような髪型にしてください。
ヘアアクセサリーは、新婦が身に付けるようなティアラや生花などは避けましょう。
結婚式や二次会の平服は普段にならないように
結婚式や二次会の平服は「フォーマルベースで少しだけカジュアルダウンした服装のこと」です。
会場の雰囲気に合わせて、ワンピースやセットアップ、オールインワンなどを選びましょう。
フォーマルやセミフォーマルでもマナー違反とされているものは、平服の場合も基本的にNGです。
あくまで「結婚式」「お祝いの席」ということを忘れずに、服装選びをしてくださいね。
平服ついてもっと知りたい方はこちらをチェック
画像提供：yonnieさん（@yonnieins）