ベイカーパンツとカーゴパンツの違いは？特徴・見分け方ポイント

カジュアルライクなファッションがトレンドの今、「ワークパンツ」は人気のアイテム！
楽で動きやすいのにおしゃれ見えも叶えるので、子育て中のママやアクティブに過ごしたい時のファッションにぴったり♪
公園やアウトドアなど思いっきり遊ぶ時にも最適ですよね。

そんなワークパンツを代表する「ベイカーパンツ」と「カーゴパンツ」は、ファッション用語としてよく聞く言葉ですが、「違いがよく分からない…」「どう区別すればいい？」と悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は、「ベイカーパンツ」と「カーゴパンツ」の違いについてご紹介していきます。
由来や特徴をおさえると、はっきりとした違いが分かるので参考にしてみてくださいね。

ベイカーパンツとは、「ベイカー＝パン職人」の意味で、パンを作る人が作業着として履いていたパンツが由来になっています。（※諸説あります。）
前や後ろに、一般的なパンツよりも大きめのパッチポケット（別の布を貼り付けて縫い合わせた外付けポケット）が付いているのが特徴。
ベイカーパンツはポケットがカーゴパンツほど目立たず、ワイドシルエットでもすっきりとした着こなしができて、ミニタリー感を軽減することができます。
ブラウスやシャツと合わせてコーディネートすると、きれいめな大人カジュアルスタイルを作ることができるパンツです。
カラーは、カーキやベージュ・ネイビーなどベーシックなカラーが多く、大人っぽくシックな雰囲気を演出することができるネイビーやブラックなら、普段使いにはもちろん、オフィススタイルでも着回すことができます。

細身できれいめにコーディネートすることができる、テーパードタイプのベイカーパンツ。
レッグラインを拾わない、縦にストンと落ちるシルエットでスタイルアップ＆センタープレスパンツできちんと感をプラスすると、カジュアルライクなベイカーパンツも品の良さを格上げすることができます。
足元は、パンプスや華奢なサンダルを合わせてレディにキメて。

カーゴパンツとは、「カーゴ＝貨物・貨物船」の意味で、貨物船の作業員が履いていたパンツが由来になっています。
作業する際に沢山の工具などを持ち運べる利便性から、大きなポケットが両足の側面（太もも部分）に付いているのが特徴。
インパクトのある外付けポケットが無骨な雰囲気を演出するので、メンズライクなカジュアルコーデをしたい時にぴったりのパンツです。
レディース向けにポケットの主張があまり強くないデザインも販売されているので、カーゴパンツを女性らしく着こなしたい時はポケットがすっきりとしたタイプを選ぶのがおすすめです。
カラーは、カーゴパンツ同様、カーキ・ベージュ・ホワイトなどベーシックなカラーを中心に販売されています。

メンズライクなカーゴパンツも、サイドのポケットがあまり強調されないデザイン＆ワイドすぎないシルエットなら女性らしい着こなしを楽しむことができます。
細すぎず太すぎないシルエットと、センタープレスで縦のラインを強調すると、下半身が気になる大人女子もほっそりとスマートな印象に。
スニーカーやスポサンを合わせてカジュアルに、ヌーディなフラットサンダルを合わせたトレンドコーデなど、気分や好きなテイストに合わせて足元を変えると色んな雰囲気のカーゴパンツスタイルを楽しむことができますよ♪

ベイカーパンツやカーゴパンツと似たようなアイテムで、間違えやすのが「チノパン」。
チノパンは、「チノクロス」と呼ばれる綿を綾織りにした生地を使用したパンツのことを言います。
ポケットが特徴的なベイカーパンツやカーゴパンツは「デザイン」、チノパンは「生地・素材」のこと、と覚えておきましょう。

ベイカーパンツとカーゴパンツの違いを紹介してきましたが、いかがでしたか？
どちらも大きめのポケットが付いているのが特徴ですが、大きな違いはポケットが付いている位置です。
「カーゴパンツ＝横ポケット」「ベイカーパンツ＝前や後ろにポケット」と区別しましょう。
同じようなパンツで間違えやすいチノパンは、チノクロスという「生地」を使ったパンツと覚えておくと良いですよ。