【セルフカラー】プロが教える!セルフカラーのコツ♡【市販】
今回は、手軽に手頃に可愛くなれちゃう”市販のカラー剤で行うセルフカラーのコツ”をたっぷりとお伝えしちゃいます!♡セルフカラーを失敗しないためのコツをぎゅぎゅっとつめこみました!今や可愛いカラーが揃っている市販のカラー剤。できることならセルフカラーで可愛くなりたい!と思っている方や、美容院の予約が取れず焦っているそこのあなたも!ぜひご参考にしてみてください♩
市販セルフカラーって難しそう...コツってあるの?
”市販のヘアカラー剤を使って自分でセルフカラーができたらいいなあ...”
そう思っている方も多いかと思いますが、コツがわかれば大丈夫!
あなたも美容院で染めたみたいに、キレイにセルフカラーを成功させることができちゃいます☆
市販のカラー剤は薬局やドラッグストアなどで手に入るのでお手軽ですし
何より500円前後のものが多いので、コスパもいいっ♩
”お手頃なのはわかるけど、美容院でやってもらったみたいにキレイに染めれるか不安だし...”
と、そう思うのは当たり前!
そんなあなたのために、今回は現役美容師のわたしから
失敗しない市販のカラー剤で行うセルフカラーのコツを、たっぷりとお伝えします♩
市販セルフカラーのコツpoint1♡【事前準備】
セルフカラーのコツ:環境や体調は大丈夫?
【室温等の注意事項】
カラー剤は熱に反応して発色するため、室温や体温はとても重要なポイントです!
セルフカラーをする際に室温や体温が高すぎると、発色するスピードに影響が出てしまい
仕上がりが明るくなりすぎてしまったり、または暗くなりすぎてしまったりと失敗につながる原因に...!
室温はなるべく25度前後、体温も熱すぎたり寒すぎたりしないタイミングでセルフカラーをしていきましょう☆
【生理中・妊娠中のセルフカラーはなるべく避けること】
生理中や妊娠中は、体調への影響が出やすいためなるべく避けることを推奨しております。
不安な点としては、
・頭皮が敏感な状態のため、しみやすくかぶれやすい
・いつどう変化するかわからない不安定な体調の中で施術するという不安感
・匂いによる体調の変化(市販のカラー剤は特に匂いが強めです)
・施術途中で何か起きてしまった場合に対応が難しい(塗布中は特に)
などが挙げられます。
髪の毛に対しては特に問題ないのですが
不安定な体調ということと、頭皮が敏感になっていることが主に大きな理由となります。
とは言え、キレイでいることが毎日を充実させることにも繋がるのが女性♡
どうしてもセルフカラーがしたい場合は、
妊娠中の方は、安定期(5ヶ月〜)に入ってから
生理中の方は、生理が終わってから1週間以降のセルフカラーをおすすめします☆
(ちなみに美容室でのヘアカラーの場合も同じことが言えます!)
セルフカラーのコツ:用意するもの
・市販のカラー剤(ロングの方は2箱など多めに用意しておくと安心!)
・ハケ(コーム付きだとなお良し☆)
・手袋(あなたに合ったサイズのものを!)
・輪ゴム(手袋がズレないようにしたい方)
・耳キャップ(カラー剤がつきやすい部分です…!)
・鏡(生え際や塗り残しなどを鏡を見てチェック☆)
・汚れてもいい服(脱ぎやすいように前開きの服が◎)
・汚れてもいいタオルor広げたポリ袋(肩の部分に乗せて使用)
・新聞紙(床にカラー剤を落としてしまった時のために!)
・保護クリーム(顔まわりやしみやすい部分に塗布)
・ヘアクリップ(ブロッキング時と放置時間中に使用)
・ラップ(放置時間中に使用する場合あり
・タイマー(塗布直後から正確に時間を測るため、塗る前に用意)
セルフカラーのコツ:カラー剤について
●泡タイプ
根元に密着してくれる濃密な泡で、根元から毛先までムラなく染めやすいのが特徴。
コーミングで均一に塗布するやり方は難しそう...という方は泡タイプがおすすめ☆
ただし、染まりにくい髪質の方や水を弾きやすい髪質の方には△
●クリームタイプ
染まりにくい方でも比較的しっかりと染めることができるのが特徴。
水を弾きやすい髪質の方にもクリームタイプがおすすめ☆
ただし、髪の毛全体をしっかりとコーミングして、
均一にカラー剤を塗布する必要があるためムラになりやすい...
不器用な方や初心者の方には△
自分が染まりやすいか染まりにくいかわからない...という方も多くいらっしゃるかと思いますが
日々たくさんの方の髪の毛を見させていただいている経験上、
・染まりやすい髪質...細くて柔らかい
・染まりにくい髪質...太くて硬い のように感じます。
ただし髪の毛の反応は、髪質や今までのカラー・パーマの履歴などの影響で本当に十人十色なため、
上記に当てはまらない髪質の方ももちろんいらっしゃいます。
この点に関しましては、”比較的このような場合が多い”ということを
ご理解いただいた上でのご判断をお願いいたします。
【色選びのコツ】
市販のヘアカラー剤のお色味には大まかに分けて、茶系、寒色系、暖色系の3種類があります。
●茶系…ブラウン、ベージュ
●寒色系…アッシュ(青、灰)、オリーブ(緑)
●暖色…レッド、オレンジ、ピンク
最近の市販のセルフカラー剤は、選んでる時間からわくわくしてしまうくらい種類が豊富ですよね♩
髪色のサンプルや、箱に記載されているお色味を見ながら
ご自分がなりたいお色味により近いカラー剤を選んでいきましょう☆
また、ご自分のパーソナルカラーがわかる方は、
それに沿ったお色味を選ぶと肌色とも相性が良く、より似合う仕上がりになれると思いますので
参考にしながら選んでみるのもおすすめです!♩
【明るさ(トーン)選びのコツ】
明るさ(トーン)選びはとっても大切です!
箱に記載されている写真と説明をしっかり見た上で選びましょう♩
数字で記載されていてよくわからない...という方は↓を参考に、明るさを選んでみてください☆
●5〜6トーン…地毛に近い自然な黒髪
●8トーン…染めているのがわかるくらいのほんのりなこげ茶
●10トーン…やわらかさが出るくらいの明るめな茶
●12〜13トーン…かなり明るめな茶髪
それでも判断が難しい場合は、明るくなりすぎてしまうことを防ぐためにも
希望の明るさより少し暗めくらいで選ぶのをおすすめします。
セルフカラーのコツ:いよいよ塗り始める前に
まずは、髪の毛全体をコーミングして、髪の毛の絡まりやホコリなどを取り除きましょう!
絡まりがあるままカラーリングを始めてしまうと、毛先のダメージにつながります。
次に、根元の伸び具合を確認していきましょう☆
根元がかなり伸びている場合は、下記に記載している
”セルフカラーのコツpoint3♡【カラーリング】” の項目をしっかりチェックしてみてください!
最後に、毛先の状態もチェックしていきます☆
毛先がダメージを受けてしまっている場合は
より優しくコーミングしてあげて、絡まりをしっかりとっていきましょう。
傷みやすいセルフカラーは、優しく、できるだけダメージを抑えていく意識を大切に♡
市販セルフカラーのコツpoint2♡【ブロッキング】
塗りムラなくしっかり塗るためにも、ブロッキングは細かめに分けていきましょう!
・前髪
・サイド…2段ずつ
・後ろ…縦に2つ、横に3〜4段 に分けて留めていきます。
留めるときは、安定してしっかり留まるダッカールピンがおすすめ☆
髪の量を多くとって留めてしまうと、途中で落ちてきてしまう可能性があるので
少量ずつとり、しっかりと留めていきましょう!
ダッカールで留めるのが難しいという方は、ヘアゴムでももちろん◎
しっかり留めることができれば、どんなものでも大丈夫です!
市販セルフカラーのコツpoint3♡【カラーリング】
セルフカラーのコツ:カラーリングの基本
ブロッキングが終わり次第、ここでやっとカラー剤を作ります!
カラー剤を作り始めるタイミングって、実はとっても大切なのです。
作ってから一定の時間が経ってしまったカラー剤は、酸化してしまうことにより
キレイに発色してくれなかったり、必要以上に髪の毛にダメージを与えてしまったりする可能性が...!
塗布の準備がしっかりできてから、カラー剤を作り始めましょう♩
【失敗しない!セルフカラーのやり方♡】
”まずはじめに!”
根元がわりと伸びている方は、根元から順に塗布していきましょう☆
根元がしっかり塗れたら、中間→毛先と伸ばしていきます。
根元が伸びていない方は、根元から中間まで先に塗布したあと、毛先に進んでいきます。
1.まずは襟足から少しずつ塗布していきます。
全頭の中で一番染まりづらい部分のため、一番最初に塗布します!
”セルフカラーを成功させるコツ♡”
髪の量は、少しずつ、薄めにとって塗っていきましょう!
欲張ったり、急ぎすぎたりしてしまうと、ヘアカラーがムラになってしまいます><
2.襟足が塗れたら、次は後ろ→サイド→前髪の順に塗布していきます!
”セルフカラーを成功させるコツ♡”
こめかみ付近はほかの部分よりも髪の毛自体が細いため、とっても染まりやすいです!
べたべたっと多めに塗ってしまわず、少なめに塗りましょう!
3.全頭塗り終えたら、全体の染まり具合をチェック◎
根元があまり染まっていないかも...という方は、全体にラップをしていきましょう!
頭全体をくるっとくるんであげるイメージで☆
毛先がキンキンのままだ...という方は、毛先部分だけ優しくコーミングをしてあげましょう!
4.しっかりチェックができたら、ここでタイマーをセット!タイマー重要!
5〜10分で、一度根元と毛先をチェックしていきましょう♩
※セルフカラーをする場合、放置時間は厳守です。
根元にも毛先にも色が入ったな〜と感じたら、さっそく流しに入ります☆
セルフカラーのコツ:暗めの色にする場合と明るめの色にする場合、手順は変わるの?
セルフカラーで暗めの色にしたい場合は、上記の手順通りで◎!
根元、中間、毛先の塗り終わり時間にあまりにも差がありすぎると
ムラができてしまったり、グラデーションになってしまったり
こんなはずでは...という原因となってしまうので、注意しましょう!
染める前の髪色よりかなり明るくしたい場合は、根元を最後に塗るのが理想。
根元は頭皮に一番近いため、体温の影響をとても受けやすい部分です。
そのため、発色スピードが早くなり、先にたっぷりと塗ってしまうと逆プリンの原因に...!
逆プリンにならないためにも、根元は最後に塗るようにしましょう☆
セルフカラーのコツ:根元の地毛が伸びている場合はどうすればいいの?
根元部分が伸びて、"プリン"の状態になっている場合は
セルフカラーの場合、基本的にはそこまできっちりと区別せず
根元→中間→毛先の順にしっかりと塗布していくやり方で大丈夫です!
ただし、根元に塗れていない部分があると目立ってしまうので
しっかり塗れるよう、事前のブロッキングはより大切になります!
"根元にしっかりと塗布する"ことを意識して塗っていきましょう☆
市販セルフカラーのコツpoint4♡【カラー剤の流し】
セルフカラーのコツ:大切なのは「乳化」
カラー剤を流す前に行う大事な工程があります。
それは、"乳化"です。
美容室でも、カラー剤を流す時、少量のお湯とともに頭皮をマッサージされたことはありませんか?
あれが、実際に美容室で行なっている"乳化”です。
ここでは、乳化をするとどうなるの?ということについてご説明していきますね!
乳化をすると...
・カラー剤が全体になじみ、ムラなくキレイに染まる
・なじむことにより、色の定着がよくなり色持ちUP!
・自分ではなかなかしっかり落としづらい薬剤を、キレイに落とすことができる
というメリットがあります!どれも大事!
ただただお湯と混ぜてマッサージしていたわけではないんですよ〜
美容師さんが施術中にしていることには全て意味があります!
セルフカラーを考えている方は、美容師さんがどんなことをしているのか意識して見てみるのもいいかもしれません☆
(見られる美容師側は緊張しますが、負けじといきましょう笑)
ただし!乳化や流しの時は必ず手袋をつけること!
爪が染まってしまったり、手荒れの原因になってしまったりする可能性もあります...!
カラー剤を素手で触るのは絶対にNG!
特に市販のカラー剤は強い薬品で作られているため、危険です。
肌が弱い方は特に気をつけてくださいね><
乳化時は特にカラー剤が垂れてしまうこともありますので、目にカラー剤が入らないように気をつけましょう!
セルフカラーのコツ:実際に流していこう!
それでは、さっそく乳化〜流しまでの手順をご説明していきます☆
1.まずは、洗い流す前に根元部分に少量ずつぬるま湯を足していき
地肌を揉み込むようにして、カラー剤とぬるま湯を混ぜ合わせていきます。
2〜3分間ほど、指のはらでマッサージをするように”優しく”行っていきましょう。
2.その後、中間、毛先にも少量ずつぬるま湯を足し、全体を乳化していきます。
※ぬるま湯の量の目安は、カラー剤がクリーム状になるくらい!
3.乳化が終わりしっかりカラー剤を流したら、
根元中心に”優しく”シャンプーをして、毛先中心にトリートメントを。
ここまでが、乳化〜流しまでの手順です☆
いつも通りの洗い方では、カラーリングによりデリケートになった髪の毛や頭皮にとって刺激が強いため
乳化する時も、流す時も、シャンプーする時も、全工程において”優しく”行なっていきましょう!
また、高温で洗い流してしまうと、デリケートになった髪の毛や頭皮に刺激を与えてしまうほか
お湯の温度でキューティクルが開き、色落ちが早くなってしまう原因に...!
最初から最後まで、37度前後の"ぬるま湯"で行うのが大事なポイントです☆
"髪の毛を洗う"という工程は、みなさん毎日行っているため、あまり深く考えたことがない方がほとんどかと思いますが
単純なことのようでいて、ヘアケアにとても影響のある大切なこと。
女性にとって大切な髪の毛を守るためにも、大事に大事にしてあげてくださいね♩
市販セルフカラーのコツpoint5♡【カラーリング後のお手入れ】
ドライヤーは、まずは根元からしっかりと乾かしていくのがポイント☆
そうすることで、毛先にダメージを与えずに乾かすことができますし
根元を意識しないで乾かす時よりも、早く乾きます!
根元がしっかり乾いていないと、臭いや頭皮のダメージの原因にも...。
これからの季節は特に湿気がたまりやすいので、意識して乾かすようにしましょう!
根元が乾いたら、中間→毛先の順で乾かしていきます☆
毛先は、髪の毛の中でもダメージを受けやすい部分なので
熱でのダメージを最小限に抑えるためにも、最後に乾かしていきましょう!
全体がしっかり乾いた後は、冷風に切り替えて全体に当ててあげます。
この一手間で、キューティクルが引き締まり、ツヤ髪のできあがりっ♡♡
ぜひ試してみてくださいね♩
また、カラーリング直後の髪の毛はとてもデリケートになっているため
パーマや縮毛矯正などをしてしまうと、かなりの負担に...!
髪の毛のためにも、最低1週間は期間をあけてあげることをおすすめします。
市販セルフカラーのコツは掴めた?
いかがでしたか??
今回は、市販のカラー剤で行うセルフカラーのコツについてまとめてみました!♡
女性にとって大切な髪の毛のためにも
セルフカラーには、”メリット”と”デメリット”がある、ということを
しっかり認識していただいた上でぜひ判断していただきたいと思っております。
市販のカラー剤で行うセルフカラーを成功させるためのコツを
たっぷりとつめこみましたので
繰り返し読んでいただきながら、挑戦してみてくださいね♩
キレイな髪の毛で、毎日をHAPPYに過ごしましょ♡♡
画像提供:KIMIさん(@kimi.swell)