【ケア方法】セルフカラーで失敗…?美容師が教える対処法☆
セルフカラーを失敗してしまった…!そんな時の対処法や、ケア方法についてたっぷりとまとめてみました☆実際にお客さまにオススメしている方法も、ここだけで特別に教えちゃいますっ♡失敗してしまった部分をキレイに直したい!デリケートになっている髪の毛のケア方法が知りたい!という方は、ぜひご参考にしてみてくださいね♩これからくる夏に向けて、キレイな髪を作りましょう!
セルフカラーで失敗...!お直し方法やケアのコツは?
今回は、ご自分で髪の色を染めた際に起こりやすい「失敗パターン」を例に挙げながら、自分でできる対処法をご説明していきます。
ですが、基本的にはセルフカラーによる失敗をご自身で完璧に直すことはかなり難しいと考えております。
手軽にできるというメリットと同じくらい、失敗してしまいやすいというデメリットも。
そして、失敗してしまうと髪の色を直すのも難しいのが現実です。
そのため”直すための方法”はご説明させていただいておりますが、難易度の高い方法が多いため、そちらをご理解いただいた上でお読みいただけると幸いです><
私は日々、大切なお客さまの、大切な髪の毛と向き合わせていただいている中で、美容師として大事にしていること、みなさまの髪の毛のためにもみなさまに大事にしていただきたいことが少しでも伝わればいいなと思い、この記事を書かせていただいております。
「こんな失敗もあるんだ!」「自分で染めるとこんなデメリットもあるのか!」という部分もしっかりお伝えした上で、ご自分で染めるか、美容師さんに染めてもらうかをご判断していただきたいと心から思っております。
一生物のあなただけの髪の毛を、大切にしてあげてくださいね♡
セルフカラーのよくある失敗①:染めムラができちゃった...
髪の色が均一にならない、「染めムラ」。
この染めムラができてしまう原因として考えられるのは、”カラー剤の塗布にムラがある”というパターン。
クリームタイプのものは、泡タイプのものよりもムラができやすいです。
初心者の方や、前にも自分で染めてムラになった経験がある方は「泡タイプ」でやってみるのもいいかと思います...!
もう一つ考えられる原因は、”もうすでにムラがあった”というパターン。
カラーリングする前の髪の色が均一ではなかった場合、そのムラのまま染まってしまった可能性が非常に高いです。
染めムラができてしまった場合の自分でできる対処法は、残念ながらありません。
美容師さんに助けを求めるのが最善かと思われます><
ただし、美容室へ行ったからといって、セルフカラーの染めムラを完璧に治してもらえるとも言い切れないのが現実。
多少良くなる程度、と思っておきましょう。
よりキレイに染めムラを直したい場合は、「ブリーチをする」という選択になってしまいますので、髪にかなりのダメージが伴います。
それくらい、染めムラというのは今後に響いてしまうため、ご自分で染めようか悩んでいる方は、そこも含めた上で判断していきましょう!
セルフカラーのよくある失敗②:逆プリンになっちゃった...
”逆プリン”とは、髪の根元が明るく、毛先にかけて暗くなっている状態のことを言います。
根元と毛先の明るさの差があればあるほど、キレイには見えませんよね...
逆プリンになってしまう原因として考えられるのは2つ。
”根元にカラー剤を塗布しすぎた”というパターンと、”放置時間が長すぎた”というパターン。
根元は頭皮に一番近い部分のため、体温の影響をとても受けやすいのです。
そのため、カラー剤をたっぷりとのせすぎてしまうと、逆プリンの原因になります。
また、逆プリンになってしまうのは、明るくするためのカラー剤を使用した場合に起きることが多いです。
髪の色を明るくするカラー剤は、髪の色を暗くするカラー剤よりも薬剤が強いため、発色スピードが早くなります。
そのため時間を置きすぎると、熱を受けやすい根元からどんどん明るくなっていき、逆プリンになってしまう、ということなのです。
自分で染める時は、カラー剤と一緒に入っている説明書・注意書きをよく読んで塗布時間や使用量を守るようにしましょう。
逆プリンになってしまった場合の自分でできる対処法は、暗めのカラー剤で明るくなってしまった部分だけを再度カラーしていく、という方法です。
しかし、この方法はとても難易度が高い方法です!
髪の内側の方は特に自分で確認することができず、キレイに塗っていくのが難しいかと...><
どうしても急ぎで直したい場合は、一番気になるトップの表面のみを自分で染めて、内側の方は美容師さんにキレイに染め直してもらうのが最善かと思います◎
セルフカラーのよくある失敗③:不自然なほど黒く染まりすぎた...
黒く染まりすぎてしまう原因として考えられるのは、”放置時間が長すぎた”というパターン。
暗めのカラー剤を使った場合、時間を置きすぎるとかなり暗くなってしまう場合があります。
そうなってしまわないためにも、放置時間はしっかりと守りましょう!
また、もう一つ考えられる原因は、”縮毛矯正やデジタルパーマをしたことがある”という方。
縮毛矯正やデジタルパーマは、熱処理で髪の毛の成分を変えて施術していくため、薬剤が思った通りの反応をしてくれない場合があります。
これが実際にお客様にも多い、落とし穴です!!
過去に縮毛矯正やデジタルパーマをした経験がある方(何度も繰り返している方は特に!)、
髪の毛がかなりダメージしているなあと感じる方は、このようなことが起きてしまう可能性が高いため、セルフカラーは控えた方がいいかと思います。
黒く染まりすぎてしまった場合の自分でできる対処法は...
残念ながらこちらもありません...
色が落ちてくるまで待つか、美容師さんに伝えて色を明るくしてもらう方法が最善かと思います><
セルフカラーリング後のケア方法♡
ご自分で染める際に気をつけていただきたいポイントはもちろんありますが、カラーリング後のケア方法も、これからの髪の毛にとってとても大切です!
ケアを怠ってしまったり、カラーリング直後に髪の毛に負担がかかることをしてしまったりすると、これからの髪の毛に影響が出てしまうことも。
髪の毛に負担をかければかけるほど、カラーやパーマができなくなってしまったり、髪の毛で楽しむ事が出来なくなってしまう場合もあります。
ヘアケアを怠らず、コツコツとやっていきましょう!
ここでは、意識していただきたいポイントをいくつかまとめてみましたので、髪の毛をキレイに保つためにもご参考にしてみてくださいね☆
セルフカラー後のケア:その後のシャンプーは普通にしていいの?
カラーリング直後に高温で洗うのは、髪の毛にとってダメージにつながる原因に。
ちなみに、高温で洗うのがダメなのはカラーリング直後だけではありません!
必要以上のダメージを与えないためにも、せっかく頑張って染めたカラーを少しでも長く楽しむためにも、カラーリング後1週間〜10日程度は、37度前後のぬるま湯で優しくシャンプーをしてあげましょう☆
セルフカラー後のケア:トリートメントの頻度は?
シャンプーで優しく髪の毛を洗ってあげた後は、しっかりとトリートメント剤で保護してあげることも大切です☆
シャンプー後のトリートメントは、基本的に毎日が理想!
その中でも、週1程度ヘアパックなどで集中ケアをしてあげると良いでしょう。
どうしてもホームケアのトリートメントだけでは補えない部分もありますので、1ヶ月〜2ヶ月に1回は、美容室でしっかりトリートメントをしてもらいましょう!
日々髪の毛をいたわってあげることで、キレイな髪が長続きしますよ♡
セルフカラー後のケア:アイロンやコテは使っていいの?
カラーリング直後は、熱処理の頻度を少なめにするのも、褐色やダメージの防止に繋がります!
毎日欠かさず使っていたアイロンやコテは、使用頻度を週2~3日に減らしたり、ストレートでできるヘアアレンジや、ブローでのスタイリングに挑戦してみたり...
少しの意識だけでも、髪への負担はかなり軽減できますよ♩
セルフカラー後のケア:パーマはしていいの?
染めてすぐのパーマは、髪の毛への負担が大きいため控えましょう!
縮毛矯正やデジタルパーマなども同様です。
最低でも、1週間は期間をあけることをおすすめします。
美容室でパーマ等を行う際、美容師さんに、”1週間前に市販のカラー剤で自分で染めました”と伝えると、ケアしながら施術してくれると思いますので、必ず伝えるようにしましょう!
”伝える”と”伝えない”では、パーマの仕上がりがかなり変わると思いますよ☆
セルフカラ後のケア:カラーはしていいの?
カラーについても上記で説明したパーマと同じことが言えます。
もし、カラーしたけど色が気に入らないから染め直したい...という場合もパーマと同様に、1週間は期間をあけてあげることをおすすめします。
カラーリングから時間が経ち、色が落ちてきたから染め直したい!という場合は基本的にはお好きなタイミングで染めていただいて問題はありません。
ですが、髪の毛への負担を考えると、1ヶ月〜1ヶ月半は期間をあけてあげるといいと思います☆
セルフカラー後のケア:セルフカラーした根元をリタッチしたい
自分でリタッチをする場合に選ぶお色味ですが、違和感なく染めるためにも、ブラウン寄りのものを選ぶことをおすすめします。
明るさに関しては、自分の毛先の明るさより少し暗いものを選ぶと失敗なくできるかと思います!
この時も、ブロッキングは必須!
しっかり根元が見えるように、細かめにブロッキングをしていきましょう☆
手順としては、カラーリング時と同様です。
襟足からトップに向かって、少しずつ塗り進めていきましょう!
この時、鏡を見ながら伸びている部分だけを塗るようにしてください。
すでにカラーされている明るい部分に塗ってしまうと、ムラに仕上がってしまうので注意!
伸びた分だけ自分でカラーをしたい!という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、”逆プリンになっちゃった...”の部分でもご説明した通り、根元のみ自分でカラーするのはとても難易度が高いです!
リタッチは、根元の暗い部分と明るい部分の境目をキレイに染めていく必要があるため、全体を染めるよりも難しいのです。(実際、美容師間でもそう言われています)
選ぶカラー剤や手順はご説明しましたが、キレイにリタッチしたい場合も美容師さんにお願いするのをおすすめします><
セルフカラーで失敗してしまったら正しいケア方法を☆
いかがでしたか??
今回は、”セルフカラーで失敗してしまった時の対処法”と”カラーリング後のケア方法”についてご紹介しました!
こんな方法知らなかった...!という方も、気づかぬうちに自分でもやっていた!という方も♡
ぜひこれから継続してやってみてくださいね!
⦅美は1日にしてならず♡⦆
1日1日コツコツと、一緒にキレイを作っていきましょう♩
画像提供:藤田成美さん(@xxnaru)